ナポレオン・ボナパルトの格言集
優れた能力も機会が与えられなければ価値がない。
敵意のある四つの新聞は、千の銃剣よりも恐ろしい。
約束を守る最上の方法は、決して約束しないことだ。
幸福とは、その人間の希望と才能にかなった仕事のある状態をさす。不幸とは、働くエネルギーがありながら、無為な状態にあることをさす。
真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者のことである。
私は何か問題を考えたい時、心の引き出しを一つ開ける。問題が解決するとその引き出しを閉め、また次には別のを開ける。眠りたい時には全部の引き出しを閉める。
敵が間違いを犯している時は、邪魔するな。
欲しいものは何でも私に言うがいい。ただし時間以外だ。
過ぎたことで心を煩わせるな。
荘厳さから滑稽さまでは、わずか一歩にすぎない。
人はその制服どおりの人間になる。
会議を重ねすぎると、いつの時代にも起こったことが起こる。すなわち、ついには最悪の策が採られるということである。
最悪の策とは、ほとんど常に、もっとも臆病な策である。
私は何事も最悪の事態を想定することから始める。
戦闘の翌日に備えて新鮮な部隊を取っておく将軍はほとんど常に敗れる。
勝利は、わが迅速果敢な行動にあり。
我輩の辞書に不可能という文字はない。
兵法に複雑な策略などはいらない。最も単純なものが最良なのだ。偉大な将軍達が間違いを犯してしまうのは、難しい戦略を立て、賢く振る舞おうとするからだ。
人間を動かす二つのてこは、恐怖と利益である。
想像力が世界を支配する。
人間は、その想像力によって支配される。
お前がいつの日か出会う禍は、お前がおろそかにしたある時間の報いだ。
生きている兵士のほうが、死んだ皇帝よりずっと価値がある。
リーダーとは「希望を配る人」のことだ。
最も大きな危険は勝利の瞬間にある。
世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ。
愚人は過去を、賢人は現在を、狂人は未来を語る。
すべて自然でないものは不完全である。
決して落胆しないこと。それが将軍としての第一の素質である。
戦争に勝つために必要なのは判断力であり、イデオロギーではない。
私に6万の兵が加われば16万に相当する。
一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れにまさる。
私はつねに、ニ年先のことを考えて生きている。
人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
戦術とは、一点に全ての力をふるうことである。
指揮の統一は戦争において最も重要なものである。二つの軍隊は決して同じ舞台の上におかれてはならない。
玉座とはビロードで覆われた長椅子に過ぎない。
兵士諸君、ピラミッドの頂から、四千年の歴史が諸君を見つめている。
死ぬよりも苦しむほうが勇気を必要とする。
生きたいと思わねばならない。そして、死ぬことを知らねばならない。
死ぬことは何でもない。しかし征服されて、名誉を失ったまま生き長らえるのは、毎日死ぬようなものだ。
勇気は愛のようなものである。育てるには、希望が必要だ。