フランシス・ベーコンの価値観を広げステップアップするための格言集 2023年12月24日 人物別名言&格言集 賢者はチャンスを見つけるよりも、みずからチャンスを創りだす。青年たちは判断するよりも発明すること、評議するよりも実行すること、決まった仕事より新しい企てに適している。やっかいなのは、恐怖心そのものだけだ。他の人に賛成するには、やはり自分の意見をいくらか加えるのがよい方針である。読むことは人を豊かにし、話すことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする。高みにのぼる人は、皆らせん階段を使う。参考:成長という螺旋階段を登れ。嫉妬は常に他人との比較においてであり、比較のないところには嫉妬はない。若い時は一日は短く一年は長い。年をとると一年は短く一日は長い。人間は、ある意見を、そうだと思いこむと、すべての事柄をその意見にあわせ、その意見が正当であると主張するのに、都合がいいように寄せ集めるものだ。善がなければ、人間はただの虫けらにすぎないし、うるさい有害な劣悪な動物にとどまろう。悪賢い人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛し、賢い人は勉強を利用する。空威張りする人間は賢者に軽蔑され、愚者に感嘆され、寄生的人間にたてまつられ、彼ら自身の高慢心の奴隷となる。過ぎ去ったものは、もはや再び帰らない。賢者は現在と未来について考えるだけで手一杯であるから、過ぎ去った事柄をくよくよ考えている暇がない。宗教は生活の腐敗を防ぐべき香料である。富を軽蔑する、という人間をあまり信じるな。富を得ることに絶望した者が富を軽蔑するのだ。そして、こういう人間がたまたま富を得ると、何よりも始末が悪い。富は費消するためにある。費消する目的は、名誉と善行である。己自身を熱愛する人間は実は公共の敵である。平和は戦争よりもよい。というのは、平時において息子たちは父親たちを埋葬し、戦時において父親たちが息子たちを埋葬するからである。結婚する男は七年も年老いたと思うであろう。結婚のための愛は人間をつくるが、友情の愛は人間を完成する。子供は苦労を和らげる。しかし不幸を一段とつらいものにする。子供は人生の煩いを増す。しかし、死の思いを和らげる。順境の美徳は自制であり、逆境の美徳は不撓不屈である。賢者は現在と未来について考えるだけで手一杯であるから、過ぎ去った事柄をくよくよ考えている暇がない。冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ。いかなる法律も宗派も学説も、キリスト教の教えほど善を重視したものはなかった。美貌は、夏の果物のように腐り易い。真の友を持てないのは全く惨めな孤独である。友人が無ければ世界は荒野に過ぎない。眼を凝らして注意深く観察すれば、運命を見分けることができよう。運命は盲目だが、見分けられぬものでないから。浅薄な哲学は人の心を無神論に傾け、深遠な哲学は人の心を宗教へ導く。自分の運をどう発展させていくかの問題は、その人の手中にしかない。忍耐というのは、集結された根気である。外からの出来事が人の運の良し悪しに大いに関係することは確かだ。これには、他人の好意、機会、関係者の死、その人の美徳ゆえの機会などが入る。だが、自分の運をどう発展させていくかの問題は、その人の手中にしかない。大胆な人間の適切な用い方は、これを頭目として指揮させず、部下として他の指図を受けさせることにある。われわれは自分の言葉を統御していると考えているが、しかし、われわれが言葉によって支配され統御されているのである。徳性は宝石のようなもので、あっさりした台にはめこまれたものが最上である。ある本はその味を試み、ある本は呑み込み、少数のある本はよくかんで消化すべきである。高慢な人間は、虚栄心の奴隷である。害をなすのは、心を素通りする虚偽ではなく、心の中に沈んで居座る虚偽である。時間をぜんぜん消費しなければ、年において若くとも、時間においては老いていることもありえる。価値は名声より貴い。真理は、永遠の娘であり、権威の娘ではない。味見の為の本があり、丸呑みする為の本もある。そしてごく少数の本だけが、かみしめ、消化する為にある。ある人が嘘をつくということを考えてみれば、それは、その人が神に対しては大胆であり、人間に対しては卑怯である、ということにほかならない。