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“統合失調症とアドレノクロム過剰状態は別”という仮定で精神疾患の対策を考えてみた。


 2020年10月16日   メンタルヘルス 
『アドレナリン』という怒りや闘争本能をつかさどる神経伝達物質がある。

空腹時、激しい運動、カフェイン摂取、ストレス状態など、交感神経が優位のときに分泌される。ちなみに前駆物質はドーパミン。

そして、アドレナリンの後躯物質が『アドレノクロム』で、これには麻薬的な作用がある。
アドレノクロムが過剰になると幻聴、幻視がおこることがあるのだ。

ひとまずまとめると、

ドーパミン→アドレナリン→アドレノクロム→精神障害(幻聴、幻視など)

となる。

先ほども書いたが、この経路は交感神経が優位である状態において起こる。

つまり、
  • 仕事などで気が張り詰めた状態がずっと続く
  • 家族に問題があり家にいても気が張り詰めている
  • 学校や仕事の人間関係が常にシンドイ
など慢性的なストレスを抱えている人が精神障害になるのはこれによるケースがある。


また、アドレノクロムの代謝にナイアシンやビタミンB群などの栄養素が使われるらしく、これらのサプリメントを摂取することにより寛解することがある。

参考:ビタミンB-3の効果


そして、この症状は統合失調症の症状のそれと似ており、統合失調症の原因もアドレクロムによるものでは?という説がある。

しかし以下のような記事を見つけた。

参考:ナイアシン療法で統合失調症が治るというのはデマです。

この記事を要約すると、アドレノクロム仮説は今やマイナーな説であり、現在有力なのはドーパミン仮説であると。そして薬剤もドーパミン仮説をもとにつくられていると。

なるほど、たしかにそうかもしれない。統合失調症の原因はいまだに解明されていない部分も多いみたいだし、安易にサプリメントで解決というのは安直すぎる。

しかし、ドーパミン→アドレナリン→アドレノクロム→精神障害という経路が存在する可能性は高い。これを統合失調症とするのが微妙なだけであって。つまり統合失調症とこの経路は別ってこと。

なので、低血糖(糖質スパイラル)、ストレス、カフェインなどには注意した方がいいのは確かだ。また、それらの予防策としてサプリメントを利用するのは有効だといえる。


追記:
ウィキペディアのこの記事も参考になる。

清涼飲料水などで糖質過剰になるとその時にビタミンやミネラルを失う(これは糖代謝のため使用されるためと思われる)。
そして糖質スパイラルによって、低血糖→アドレナリン→アドレノクロムとなる。
つまりこれは、ビタミンとミネラルの不足&アドレノクロムの過剰分泌のダブルパンチということだ。

そこにさらに、普段の生活で慢性的なストレスなどが加わると、さらにアドレナリンは分泌されやすくなり、結果としてアドレノクロムもさらに過剰になる。つまりトリプルパンチ。

さらにさらに、ストレスや過剰な運動などが加わると酸化作用が起こりアドレナリン→アドレノクロムが加速。つまりクアドラプルパンチとなる。

そりゃ病むよって話だわな…

でも、ストレスが多い人ほど甘いものが欲しくなるんだよな。そーいう人ほど甘いジュースとかお菓子とか飲みまくるし食べまくるっていうw
しかしその先にあるのは破滅なのだ。

発達障害の診断を受けに行くか迷っている人へ


 2020年02月19日   メンタルヘルス 
発達障害の診断を受けに行こうと思っているが発達障害じゃありません(あなたは怠け者なだけです)と言われるのが恐くて行けない人が多いらしい。
また逆に、“ADHDの気がある”程度でもいざ診断されてしまうと障害に甘えてますます努力を怠ることを心配して疑いがあるのに病院行けてない人も結構いるようだ。

そういった人達へアドバイスしたい。

まず発達障害は医者によって診断基準や結果が変わってくる。さらに問診時に患者の困りごとの伝え方が大袈裟なら診断は降りやすいし、逆に過小申告すれば診断は降りにくくなる

このように同じ人でも診断結果が変わってきたりするのだ。

というかぶっちゃけ診断基準の緩い病院に行けば日本人の10%ぐらい発達障害の診断降りるんじゃないかな。

つまり発達障害はそれほど曖昧な概念なので、診断の有無にはそこまで拘る必要ないんじゃないかなと、俺は思う。

なのでもし自分が発達障害の傾向があると感じたのなら、まずは困りごとやその対策法について情報収集(今はネットや書籍でも沢山情報がある)して自分なりに対処して工夫していけばいいのではなかろうか。

もしそれでもダメで、自分は支援や介護が必要なレベルで社会に対応できない(引きこもりになったり転職を繰り返したり)と感じるのならば、投薬(ストラテラ、コンサータ、インチュニブ)や支援(自立支援、障害者手帳、生活保護など)を受けるため診断もらいに行くのもありだと思う。それからでも遅くはないだろう。

そして医者から発達障害の診断を受けると、
  • 保険やローンが組みにくくなる
  • 結婚のときカミングアウトで悩む

などのデメリットもあるので注意する必要がある事も忘れてはならない。

発達障害の診断を取得してそれをネタに商売する(発達障害インフルエンサーになる)のなら、軽度で受診してもメリットがデメリットを超えるかも知れないが、そうでないなら軽度の場合、受診する必要は無いと感じる。

正直、最近やたらと発達障害の診断をもらいたがる人が増えてきてる気がする。なんか気持ちが悪い現象だなと思う。


『発達障害と言いたがる人』という書籍があるがまさにその通りに社会になってしまったなあ。