アルフレッド・アドラーの名言集(その1) 2023年12月05日 人物別名言&格言集 人はライフスタイル(=性格、生き方の癖)を10歳くらいまでに、自分で決めて完成させる。そして、それを一生使い続けるのだ。幸福な人生を歩む人のライフスタイル(=性格、生き方の癖)は、必ずコモンセンス(=共通感覚)と一致している。歪んだ私的論理に基づく性格では、幸せになることはできないだろう。自分が役に立っていると実感するのに相手から感謝されることや、褒められる必要はない。貢献感は自己満足でいい。判断に迷ったら、より多くの人間に貢献できる方を選べばいい。自分よりも仲間たち、仲間たちより社会全体。この判断基準で大きく間違うことはまずないだろう。他人のことに関心を持たない人間は苦難の道を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかけることになる。人間のあらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれる。人生における、全ての失敗の原因は、自分の事しか考えていないことにある。あなたが悩んでいる問題は本当にあなたの問題だろうか。その問題を放置した場合に困るのは誰か、冷静に考えてみることだ。「暗い」のではなく「優しい」のだ。「のろま」ではなく「ていねい」なのだ。「失敗ばかり」ではなく「たくさんのチャレンジをしている」のだ。自分の不完全さを認め、受け入れなさい。相手の不完全さを認め、許しなさい。ほかの人の自分に対する評価は、その人の個人的な意見であり、自分の評価そのものには、関係しない。行動に問題があるとしてもその背後にある動機や目的は、必ずや「善」である。勇気とは困難を克服する活力のことだ。勇気のない人が困難に出会うと、人生のダークサイドへと落ちていってしまうだろう。人は居場所がないと感じると精神を病んだり、アルコールに溺れたりする。他者に貢献することで、居場所を確保すればいい。それが「あなたの課題」ならば、たとえ親に反対されても従う必要はない。自分の課題に足を踏み込ませてはいけないのだ。愛の課題とは、異性とのつきあいや夫婦関係のことである。人生で一番困難な課題であるがゆえに、解決できれば深いやすらぎが訪れるだろう。「仕事で失敗しませんでした。働かなかったからです」「人間関係で失敗しませんでした。人の話に入らなかったからです」。彼の人生は完全で、そして最悪だった。人生には3つの課題がある。1つ目は「仕事の課題」。2つ目は「交友の課題」。3つ目は「愛の課題」である。そして後の方になるほど解決は難しくなる。「よくできたね」とほめるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるのだ。感謝される喜びを体験すれば自ら進んで貢献を繰り返すだろう。叱られたり、ほめられたりして育った人は、叱られたり、ほめられたりしないと行動しなくなる。そして、評価してくれない相手を、敵だと思うようになるのだ。まず無理だと思ってもやらせてみる。失敗しても「今度は上手くできるはず」と声をかけることが大切。自分だけでなく仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く相手に与えること。それが幸福になる唯一の道だ。どんな能力をもって生まれたかは大した問題ではない。重要なのは、与えられた能力をどう使うかである。子供にとって家族は「世界そのもの」であり、親から愛されなければ生きていけない。そのための命がけの戦略が、そのまま性格の形成につながるのだ。人生が困難なのではない、あなたが人生を困難にしているのだ。人生は極めてシンプルである。苦しみから抜け出す方法はただひとつ。他者を喜ばせることだ。自分に何ができるかを考え、それを実行すればいい。若者達の方が前を歩いている。すべての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人でさえも、実は他人の目を気にしているのだ。楽観的でありなさい。過去を悔やむのではなく、未来を不安視するのでもなくいま現在だけを見なさい。「信用」するのではなく「信頼」するのだ。「信頼」とは裏付けも担保もなく相手を信じること。裏切られる可能性があっても相手を信じるのである。嫌われる勇気をもちなさい。自分を嫌う人がいるということは、自分が自由に生きていることの証なのです。子供は感情でしか大人を支配できない。大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは、幼稚である。問題の原因などどうでもいい。大切なのは解決策とこれからどうしたいかだ。3日あれば人間は変われる。健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。不健全な人は相手を操作し、変えようとする。遺伝もトラウマも、あなたを支配してはいない。どんな過去であれ、未来は今、ここにいるあなたが作るのだ。人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は「解説」にはなっても「解決」にはならないだろう。「やる気がなくなった」のではない。 「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。 「変われない」のではない。 「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。