【予防医学】チロシンサプリを過剰に摂取すると発がん性があるのか? 2018年05月23日 美容・健康 この記事は自分用として情報を整理するために書いてます。関連記事:意欲を出す、持続するためのサプリ選びうつ病の回復ややる気サプリとしても最近有名になってきた『チロシン』であるが、チロシンを過剰摂取した場合の発がん性があるのでは?と心配している人がいるようだ。まずこれを説明するためには『チロシンキナーゼ』という物質を知っておく必要がある。これはチロシンとは全く別の物質であるのだが、チロシンと密接関係している。簡単に言うとチロシンキナーゼとはチロシンにリン酸を付加する酵素である。ところが、このチロシンキナーゼが遺伝子の変異によって異常に活性化すると細胞が異常増殖して癌の原因になりうるのだ。参考:コゴバリンク | チロシンキナーゼhttp://www.pharm.kitasato-u.ac.jp/biochemistry/kenkyu.htmlhttp://www.ims.u-tokyo.ac.jp/system-seimei/research6.htmhttp://www.biken.osaka-u.ac.jp/biken/oncogene/research2.htmlhttp://www.tougouiryo.com/menu/biotowa/つまりチロシンが発がんに関係するのではなくチロシンキナーゼ(の異常)が関係するということ。チロシンの過剰摂取によるものではないっぽい。まあ何でも長期にわたって過剰摂取し続けるのはよくないと思うけど。ちなみに、皮膚がんの人は血圧維持のためフェニルアラニン(チロシンの前駆物質)を制限しなればないらしいし、甲状腺癌の人もチロシンは制限しないければならないらしい。チロシンを過剰に摂取すると癌になるのではなく、特定のがんの人はチロシンを制限するということ。またチロシンキナーゼの抑制要素としてイソフラボンが有効とのこと。イソフラボンには、エストロゲン活性があり、血中テストステロンレベルを下げたり、発がんに関わるチロシンキナーゼの作用や血管新生を阻害したりする参考:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/298.htmlhttp://www.biken.osaka-u.ac.jp/biken/oncogene/research2.html