【予防医学】チロシンサプリを過剰に摂取すると発がん性があるのか?
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うつ病の回復ややる気サプリとしても最近有名になってきた『チロシン』であるが、チロシンを過剰摂取した場合の発がん性があるのでは?と心配している人がいるようだ。
まずこれを説明するためには『チロシンキナーゼ』という物質を知っておく必要がある。
これはチロシンとは全く別の物質であるのだが、チロシンと密接関係している。簡単に言うとチロシンキナーゼとはチロシンにリン酸を付加する酵素である。
ところが、このチロシンキナーゼが遺伝子の変異によって異常に活性化すると細胞が異常増殖して癌の原因になりうるのだ。
参考:
- コゴバリンク | チロシンキナーゼ
- http://www.pharm.kitasato-u.ac.jp/biochemistry/kenkyu.html
- http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/system-seimei/research6.htm
- http://www.biken.osaka-u.ac.jp/biken/oncogene/research2.html
- http://www.tougouiryo.com/menu/biotowa/
まあ何でも長期にわたって過剰摂取し続けるのはよくないと思うけど。
ちなみに、皮膚がんの人は血圧維持のためフェニルアラニン(チロシンの前駆物質)を制限しなればないらしいし、甲状腺癌の人もチロシンは制限しないければならないらしい。
チロシンを過剰に摂取すると癌になるのではなく、特定のがんの人はチロシンを制限するということ。
またチロシンキナーゼの抑制要素としてイソフラボンが有効とのこと。
イソフラボンには、エストロゲン活性があり、血中テストステロンレベルを下げたり、発がんに関わるチロシンキナーゼの作用や血管新生を阻害したりする
参考: