われわれの願望と言うものは、われわれのうちにひそかにひそむ能力の予感であり、われわれがなしとげうるであろうことの先触れである。
時間がわたしの財産だ。わたしの耕地は時間だ。
人はほんとうに劣悪になると、他人の不幸せを喜ぶこと以外に興味をもたなくなる。
人をほめれば、その人と対等になれる。
友人の欠点だけを考えている人たちがいる。そこからはどんな利益もうまれてはこない。わたしはいつもわたしの敵の価値に注意を向けてきた。そしてそのことから利益をうけた。
常によい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる。
いちばん大切なものごとが、いちばん大切ではないものごとに左右されてはならない。
賢い人でも無知なものと争うと、無知に陥ってしまう。
自分を実際以上に考えることと、真価以下に見つもることとは、共に大きなあやまりである。
あなたができること、あるいは夢見られることはなんでも始めよ。毎日を生きよ。あなたの人生が始まった時のように。
いつかはゴールに達するという歩き方ではだめだ。一歩一歩がゴールであり、一歩が一歩としての価値をもたなくてはだめだ。
いちばんやさしそうで、いちばん難しいことは、自分の目の前にあるものを、自分の目でしかと見るということです。
意欲と愛は偉大な行為にみちびく両翼である。
愛する人の欠点を愛することのできない者は、真に愛しているとは言えない。
人間にとってもっとも尊ぶべきことは、はっきり自覚した目的をもつことと決断、さらに実行である。
大切なことは、大志を抱き、それを成し遂げる技能と忍耐をもつということである。その他はいずれも重要ではない。
自分の授かった才能に生きることがもっとも美しい生き方だ。
最善の努力をしてみよう。その結果は努力しないよりもはるかによい結果が得られるはずだ。
自分を他の人の立場におけば、われわれがしばしば他の人に対して感ずる嫉妬や憎悪はなくなるだろう。また他の人を自分の立場においたら、高慢や独りよがりは大いに減ずるだろう。
不幸は人間をつくり、自己を知ることを強要する。
人生において重大なのは生きることであって、生きた結果ではない。
反省はするべきだが、後悔はしなくていい。反省は未来に繋がるが、後悔は過去に縛られているだけだ。
不愉快を感ずることもわれわれは自分の役に立てねばならない。それも生の一部分、いや、大部分なのであるから。
本を読んだら、それを閉じ、それについて考察しなさい。
寛容になるためには、歳をとりさえすればよい。人が過失を犯すのを見ると、それは私もかつて犯した過失ばかりである。
才能は孤独のうちに成り、人格は世の荒波にもまれて成る。
わたしと同じように生活を愛そうと試みたまえ。
何事につけても希望するのは絶望するのよりもよい。可能なものの限界をはかることは、誰にも出来ないのだから。
涙とともにパンを食べたものでなければ、人生の味はわからない。
人は多くを願うが、彼に必要なものはごくわずかなのである。人生は短く、人間の運命には限りがあるのだから。
人間は常に迷っている。迷っている間は常に何かを求めている。
青年は教えられることよりも、刺激されることを欲するものである。
誠実に君の時間を利用せよ!何かを理解しようと思ったら遠くを探すな。
人が旅をするのは到着するためでなく、旅行するためである。
人間は社会の中でものを教わることができよう。しかし霊感を受けるのはただ孤独においてのみである。
自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人でも持ち上がらない。
虹だって15分続いたら人はもう見むかない。
知者がすでに千年も前に答えている問題を、無知な人は改めてまた得意げに提出するのだ。
機知に富み、うちとけた言葉は永久に生命を持つ。
望んでいたのもを手に入れたと思い込んでいるときほど、願望から遠く離れていることはない。
高尚なる男性は、女性に忠告によって、いっそう高尚になる。
自分自身に欠けていたものが、息子に実現されるのを見ようとするのは、全ての父親の敬虔な願いである。
美は芸術の究極の原理であり、最高の目的である。
誰一人知る人もない人ごみの中をかき分けて行く時ほど、痛切に孤独を感じるときはない。
若いうちの誤りは、きわめて結構だ。ただ、それを年をとるまで引きずってはならない。
本の中には、それをよんでわれわれが学ぶためでなく、著者が何かを知っていたということを我々に知らせるために書かれたと思われるような本がある。
今日出来ないようなら、明日もだめです。一日だって無駄に過ごしてはいけません。
生活はすべて次の二つから成り立っている。したいけど、できない。できるけど、したくない。
義務の重荷から我々を解放する事のできるのは、良心的な実行のみである。
女は決して自分の自然な姿を見せない。なぜならば女は、自然から生みつけられたままでもきっと人から好かれるものだ、といういうふうに考えることのできる男ほどのうぬぼれがないからである。
女性を力強く守ることのできる者だけが、女性の愛願を得るに値する。
昨日が曇りなく公明であったら、今日は力強く自由に働け。そうすれば明日にも希望が持てる。明日も同様に幸福であれと。
若いときは興味が散漫なために忘れっぽく、年をとると、興味の欠乏のために忘れっぽくなる。
自由に呼吸することは、人生を孤独にしない。
幸福は世にあるものだ。しかしわれわれはそれを知らない。いや、知ってはいるが、それを尊重することを知らないのだ。
喜んで行い、そして行ったことを喜べる人は幸福である。
人間は行きたいほうへ行くがよい。人間はしたいことをするがよい。しかし人間は、自然がえがいている道へ、必ずまた戻ってくるに違いない。
自分の今行っていること、行ったことを心から楽しめる者は幸福である。