忍者ブログ

大前研一の気付きを与えてくれる名言集


 2023年12月27日   人物別名言&格言集 
自分はどうなりたいのか。何が自分の本当の望みであり、夢なのか。この自問自答を繰り返してこそ、プロフェッショナルへの道が開ける。

人生は最後まであきらめてはいけない。思いついた日から、勝者になるように努力することが肝心なのだ。

悩みは心身の健康に良くない。悩むことに何の生産性もない。悩んで問題が解決することなどない。問題解決の手法を学び、悩みに正面から取り組む習慣を付けると悩みがなくなる。

あと何年生きられるかをアバウトに考え、そこから逆算する。私は今67歳だけど、例えばスキーに行くと、残りの人生でできるのもあとせいぜい8回程度だろうから今年の1回というのが非常に貴重になってくる。残りわずか8回のうちの貴重な1回が、今なくなりつつあるというように、余命から考えていく。

一から十をやれば問題解決ができるとわかっていても、当事者にそれを実行するだけの能力がなければ、絵に描いた餅で終わってしまう。そういう場合は相手を見て、できる範囲のことだけを提言し、それができたら次はこれというように、順番を考えて少しずつ前に進めていけばいい。これは個人の問題解決でも同じだ。

一冊のビジネス書を読むのに費やすのは1時間が目安だ。

運命のほうが、なんとかよくなってくれなどと期待しても、棚から落ちてくるのはボタモチではなく、ホコリばかりでしょう。

派閥に入れば出世は早いが、落ちるのも早い。

良い会社の経営者は「我が社の問題はこれだ」と一つのことしか言わない。

今を楽しめない人は一生楽しめない。現時点で好きなことがやれていない人は、第二の人生でもやっぱりできないのである。

人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目は付き合う人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。

自分から進んで時間配分を変えない限り、人生は変わらない。個人がコントロールできる唯一のものは時間配分だからである。

人生にはあらかじめ決められたキャリア・プランなど存在しない。それは自分で作るものなのだ。

最も重要なリーダーの役目は、まず「方向」を決めること、次が「程度(スピード)」を決めることだ。

どんな事柄にも、それを知っている人間と、知らない人間がいる。この知識格差にこそ、ビジネスチャンスがあるのだ。

プロジェクトは、対局的な発想をする人たちが仲良くやっていった時に最も成功するものだ。

参謀たる者は、if(イフ)という言葉に対する本能的な恐れを捨てなさい。

議論に参加する際に重要なのは、「ここで議論されていることは、さほど重要な問題ではない。だから臆さずに、自分の意見はどんどん言おう。」と開き直ることだ。

先輩社員が新入社員を教育するということは、新入社員をその企業の秩序、言い換えれば従来の鋳型にはめ込む作業をしているということだ。

会社の中で自分の席に座って企画書を書くのはナンセンスだ。自分の発想の枠を超えることができないからである。

野球の中継ぎやリリーフエースは、ブルペンで投球練習をして、いつ「登板せよ!」と声がかかってもいいように準備している。サラリーマンもブルペンで常に投球練習をしておく必要がある。

影響力を持つ人間はみな、経験に裏打ちされた”自分なりの型”を持っている。

「最前線のリーダー」と「組織を動かすリーダー」では、必要な資質が全く違う。

カリスマ的リーダーとは、言葉は悪いが、常にペテン師的要素を持ち合わせている。

交渉を成功させるために必要なポイントがいくつかある。まず交渉を始める時に見抜かなければいけないのが、お互いの「利害対立の構図」を正確に把握することだ。

人は30歳までに3回以上失敗すべきだ。

地道に努力して手に入れたスキルは、必ず後で人生に、大きな実りを与えてくれるのである。

会社というものは「顧客に奉仕すること」以外の目的をもってはいけない。

経営者が、よく陥ってしまう落とし穴がある。それは商品の価格と価値を混同することだ。

戦略プランニングにおいて競合他社の存在を考慮するのは当たり前だが、必ずしも最優先事項ではない。まず考えるべきは顧客ニーズである。

私はいつも、カスタマー(顧客)、コンペティター(競争相手)、カンパニー(自分の会社)の3つのCで考えろと口を酸っぱくして言っていた。

マイクロ・マネージャー型の上司が会社で最も嫌われる。

人に仕事を頼むときは、前もってその人の仕事の速さを知っておくと間違いがない。このレスポンス・タイムを知りたければ、一度メールを送ってみるといい。私の経験だと、返事の速い人ほど仕事も速いぞ。

私は、人生は仕事だけじゃないと思っている。オフロードバイクも、スノーモービルも、ダイビングも楽しみたいから、週末まで仕事を引きずらないようなやり方をしている。仕事漬けになるのが嫌なら、先に趣味やレジャーの予定をスケジュールに入れて段取りを組めばいい。

問題はあらかじめ模範回答があると信じて、それを見つけると問題は解決したと安心してしまう。しかし、こういう頭の使い方はまったく役に立たない。なぜなら、21世紀の問題の答えはひとつではないからだ。

仕事を遅くしている原因は忙しいからと、スケジュールに時間をかけずにすぐに取りかかるから。最初にゴールまでの最短距離を描かなければ、どんなに速く走っても、遠回りは免れない。とくに複数の仕事を抱えている場合は、どれだけ効率のいい組み合わせを考えられるかで、勝負が決まるといってもいい。

コンサルティングでも、複数のコンサルタントを雇っている会社の仕事はしないことにしている。それから、「ウチの会社はこういうことがやりたいので、A社さん、B社さん、C社さん、提案書と見積書を出してください」という入札仕事も絶対にやらない。「大前さんしかいない」と言ってくれなければ、考え始めない。自分の人生の大切な時間を割いて、相手のために命がけで考える神聖な仕事である。量販店の売り物ではない。