一生懸命やれば楽しくなるよ、物事って。一生懸命やらないから楽しくないんだよね。
落ち着く場所はなくていい。生きてる間は。
人生には答えなどありません。
諦め切れぬ事があるなら諦め切れぬと諦める。諦め切れぬ事があるならそれはきっといい事だ。
楽しくなくなるほど練習するっていうのはあんまり良くないんじゃないかな。楽器とかってやっぱ楽しく弾いてあげないとさ。楽しんでやる事が一番いいんだ。
いくら口では『好きだよ』なんて言い合ってても、人間のほんとの気持ちってわかんないじゃん。自分の気持ちは自分で”自分はそいつが好きだ”ってわかっててもさ、相手はほんとは自分のことをどう思ってるのかとかさ。とりあえずわかり合ってるフリをして行くんじゃないの?
大体”優しさ”って言葉自体がこの国では誤解されてると思ってるしさ、馴れ合いなんだもん。優しさと馴れ合いを履き違えてるよね。
よく雑誌のインタビューなんかで、この曲を作る時に苦労した所はどこですかって質問に答えてる人いるけど、曲作るのに苦労するぐらいならやめちゃった方がいいんじゃない?俺は曲作るの楽しくてしょうがないよ。
失敗は恐れてないです。何が失敗かよく分からないんで、失敗しても気付かないんです。
(ライブ中のチューニング)しないよ。めんどくさいから(笑)。っていうか、多少は狂っててもドーンッとやればいいんだよ、ロックンロールは。
人に優しくするのだって結局自分のためじゃん。
ロックンロールって嘘なんだと思うよ。でもそれは真実を教えてくれる嘘なんだと思う。
俺はもう他人のイメージの奴隷にはならないよ。
死は生の反対じゃない延長であって誰にもくるものなんだから別に恐れるものじゃないでしょ。死んだ後にいくら良い人だったとか言ったって死んじゃってるんだから伝わらない。それなら生きている時に人を誉めてあげようよ。
表現の衝動は僕はみんな怒りだと思う。
レコード。一回、お金なかった頃にレコードを売ってもう死ぬほど後悔したんだ。
(これだけは絶対に売らない、というものは?という質問に対して)
やりたいことがやれないこと。
(何をもっとも恐れていますか?という質問に対して)
眼中にない。人間はそんなもんじゃねえだろうっていう人間に対する信頼かな。
(宗教を信じていますか?それは理由があってのことですか?という質問に対して)
・・・・・・・そんなこと言われたって、わかんないよ。それは評論家の仕事。でも50年代とか70年代も素晴らしいものは多いよ。40年代でも。
(何故60年代の音楽には素晴らしいものが多いのでしょうか?という質問に対して)
夢と希望と熱い情熱。
(あなたを常に支え続けているものはなんですか?という質問に対して)
憎しみの一定量は変わってないと思うんだよ。ただそれが知識を得たり経験したりして、16の頃と34の今とでは、気にしない度数みたいのが上がってるから、相対的に見て減ってる。
(憎しみは歳とともに増えてますか?減ってますか?という質問に対して)
それは単純に、面倒くさいんです(笑)。あんまり好みでもないしね、エフェクター使ったりするの。なんかねぇ・・・そんなことあんまりゴチャゴチャやんないで、ドーンとフル10にしてさ。気合いでガーッて弾けば、それでいいじゃん!って思うんだ。
(なんでほとんどエフェクターを使わないの?という質問に対して)
ライブとCDは別物だからね。やっぱライブは、もっとドーン!っていう感じの音でやりたいんだ。っていうか、何もCDとまるっきり同じ音でライブやる必要ないしさ。それだったら家でCD聴いてればいいわけじゃん。
観てる方だって、CDと同じことされてもしょうがないでしょ?やっぱ人間がそこにいてさ。実際に生で何かやってるっていう空気感みたいなもんが一番大事なんだし。だから、失敗なんて別に大したことないんだよ。ちっぽけなことなんだ。
僕の中では全部同じ感じなんだ、何を聴いても。ビートルズも、ストーンズも初期のザ・フーも、もちろんエルビス・プレスリーとかもさ。そっから受ける感じってのは、同じなの。”ウワーッ!ロックンロールじゃん!カッコいいー!”って。
もう、衝動買いしかないでしょ(笑)。好きなミュージシャンが使ってるギターの写真見れば”カッコいいなぁ~、俺も欲しい”って思っちゃう。そういう意味では僕、結構ミーハーなんだ(笑)
(ギターを買うときの1番大きな動機って何?という質問に対して)
ギターで大事なのは、ルックスじゃないかな。ギターに限らず、ロックンロールにはさぁ。ヘタしたら80~90%は見た目のカッコよさですよ。
ロックとは熱狂と興奮だ。人類史上最高の発明品だ。
まず周囲の期待は、僕には全然関係ないんだ(笑)。だけど、もうハイ・テンションでぶっ飛ばしますよ。疾風怒濤の熱波が君を襲う!
例えばビートルズだって、ポール・マッカートニーもカッコよくて、リンゴ・スターもカッコよくて・・・みんなカッコいいから、カッコいいバンド感が出せるんだし。要はバンドとしてカッコいいんだよ。だから1人すごい人がいたとしても、やっぱりバンドとしてカッコよくなければダメだと思うんだ。
僕、実は結構飽きっぽいんだけどさ。何故かロックンロールだけは飽きないし。かれこれ30数年間、日々”ロックンロール最高!”って思ってるよ(笑)
自分の音楽観を決定づけたってことで言うなら、ギターがどうこうよりも、やっぱロックンロール。ロックンロール・バンドの楽しさを知ったことだよ。
僕はあの時初めて知った、あのロックンロール・バンドの楽しさとカッコよさに、今もずーっと憧れ続けてる感じなんだ。
ヤバイ事なんて一つもないよ。ヤバイと思うことがヤバイんだよ。
僕の好きなロックンロールのギターの感じって、テクニックとか音数じゃないからさ。気合いでガーンっていけば、ミス・トーンが出てても、間違えても、関係ないんだ。例えばピート・タウンゼントなんか、風車奏法しながら実際はいっぱい空振りしてるんだけどさ(笑)。そんなこと、どうでもいいの。
例えて言うなら、70年代のキース・リチャーズのギターの音。僕にとっての究極のロックンロールの音は、アレだからさ。
僕は、そういう当時の詩とか小説とかもそうだけど、そういう表現活動って当時のロックだったんじゃないかなぁなんて思ったりする。だから朔太郎さんとかそういう人たちが、今生きてるとしたら僕、ロックやってると思う。
ロックンロールに聞いてくれ。
(ハイロウズがロックンロールに与えた新しい価値とは何ですか?という質問に対して)
やってる人だけが気持ちいい。
(セックス・ドラッグ・ロックンロール、この共通点は何だと思いますか?という質問に対して)
技術の上手下手ではない。その心が人をうつのだ。
死は生の反対じゃない。延長であって誰にもくるものなんだから別に恐れるものじゃないでしょ。
僕はもう『自由な心でいましょう』それしか言ってない。高校やだったら、やめればいいしね。まっ、嫌な事あるだろうけど、それは高校生だけじゃないからね。人間として生きてる以上いろんな立場の人がいて、どんなに「アイツいいなぁ」とか言っても、その人にもやっぱりその人なりの苦痛があるし。
好きなことやんないでさあ『ヤダなあ、ヤダなあ』って毎日過ごして生きていくより、好きな事を好きなだけブワァーってやって死んだ方がいいじゃんって俺は思うけどね。
弾けないものは弾かなきゃいいんだよ。ギターは楽しいものなんだ。